不景気の影

category:ニューヨーク
tag:ニューヨーク人模様

アメリカ議会がビッグ・スリーの140億ドル救済法案を可決しなかったニュースは、ウォール・ストリートよりも、諸外国の株式市場の方が敏感に反応したよう。

何でやねん!と不条理を感じるが、衝撃そのものは、アメリカでも大きいようで、ブッシュのオバマ氏への置き土産は予想以上に大きそうである。私はどうも、「景気」には鈍感な性質なようで、仕事があって、家があって、着替える服があって、暖かい食事があるうちは、「不景気」なんて数字と集団心理が作り出した幻だと思っている。


が、2週間ほど前、お芝居の準備で夜中の2時・3時ぐらいの帰宅が相次いだ時、明らかにホームレスの数の増加を感じて、現実として捉えるようになった。

私は地下鉄の終点が最寄り駅なのだが、皆が降りていく中で、ぐっすりと眠るホームレスの方達を時折見かける事がある。

深夜の帰宅時、常にそうしたホームレスの人達を見た。その数が、一車両に3人という事もあった。


普通、年季の入ったホームレスが1人車両にいると結構臭う。その為、ホームレスはいつも座席一列1人占めする。ひどい時は、車両一両独り占めする事もある。


けれども、今回3人いた車両は、臭わなかった。「寝過ごした人」ではなく、「ホームレス」と判断がつくのは、ビニール袋に入った所持品をいくつか持っているところ。それから、「俺はここで寝るもんね」という風情。


時々、天井に向かって大きな声で独り言を言い続けるような人もいるが、この日は、1往復を決め込んだように、3人とも背中を丸めて、眠っていた。

隣の車両にも、1人いた。

この地下鉄には総勢で何人いるのだろう。そんな事を思いながら冷たい風を受けて家路についた。


背を丸めて寒さをしのぐように眠る3人の姿は、何時までたっても消えない。

部屋は、セントラル・ヒーティングが全快で働いていて暖かかい。この暖かさに感謝すべきなのか、複雑な心境。




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2008年12月14日

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