カップルイベント化している日本と違って、クリスチャン系の場合クリスマスは家族イベント。友人達は帰省したり家族と過ごしたりしている。だからこの日は、どこかに呼ばれるか、一人ひっそり過ごすかのどちらかで、今年はその、「ひっそり」であった。
考えてみると「クリスマスの日のニューヨークの街の状態」ってあまり知らないという事に気付き、クリスマス ディスプレイの華やかなミッドタウンに行ってみることに。
我が家から地下鉄の駅までは、まるで真夜中のようにひっそりしていた。気温は久々に零下から脱し、心持暖かい感じなのに街は静か。
地下鉄で時折乗ってくる人達は、これからクリスマス・ディナーを楽しむのであろうか。手にプレゼントや手作り料理・御菓子らしき物を抱えていた。
ゆったりと流れる空気は、47丁目のロックフェラーセンター駅で一変する。地下鉄を降りると、改札口周辺は何処から湧いて出たのか、人、人、人。
地上に出てみるとさらにビックリ。ロックフェラーを挟む50丁目と49丁目は歩行者天国。溢れる人に、クリスマス・ディナーを提供するのは、3メートル間隔でひしめいている屋台達。
ロック・フェラーの向かい側、サックス・フィフス・アベニューでは、ショウ・ウィンドウを見る為の長蛇の列。肝心のお店は当然閉まっているのだが、人だかりは休日並みに健在。
「あれ?クリスマスって家族で静かに過ごす日ではないの?」と今まで、住宅街の静けさしか知らなかったから、呆然。
ま、一応殆んどが家族連れで、かろうじてファミリー・イベントの形と言えば形なのか。ま、大半が観光客と思われ、英語率は著しく低かった。とりわけ、ロシア人、中国人、インド人ぽい人達が多かったように思う。あと、伝統的クリスマスを過ごしていそうな、南米系の人も実は多かった。
五番街のブランド・ショップは閉まっているが、バッタ屋さんが、代わりにコーチやプラダ、ルイヴィトンにシャネルを売っていた。あんまり人は付いていないようだったけれど。
五番街がこんな調子なら、タイムズ・スクエアはどうなんだ?と行ってみると、いつもと変わらぬ、人、人、人。ネオン満開、お土産屋も営業中。風景的には、クリスマスの C の字すらなかった。
こうなると、「他の場所はどうなのだ?」と妙に気になる。毎年静かだったのは、ブルックリンだったから?と、いつも夜の賑やかなグリニッジ・ビレッジに向かった。
グリニッジ・ビレッジやウェスト・ビレッジは、レストランやバー、クラブが多い。週末は夜が更ければ更けるほど賑やかになる場所。
が、本日、一番線のChristopher駅を降りると、人がいなかった。タイムズ・スクエアと違い、ネオンがないので、人も車も走っていないと、殆んどゴースト・タウンのよう。
レストランの立ち並ぶ Bleeker Streetも、閉まっているお店が多く、暗い。期待通りの「静かなニューヨーク」に心は躍る。
心は躍ったが、小腹が空いてきたので、もしかしたら開いているかなぁと、Mamoun's Falafel Restaurantへ。ミッドタウンのケバブの匂いで、中東づいた感じだったのだが、行ってみたら、ここは長蛇の列。お店から人があふれ出ていた。
結構、外を歩き回っていたので、寒い中待つのも嫌と言うわけで、
Caffe Reggioへ。ここも、週末並みに結構混雑していた。
アンティークな雰囲気が落ち着けるので、ガイド・ブックにも紹介される事の多いこの喫茶店。観光客っぽいグループが多かった中で、ところどころ、個人客がいた。きっと私のように、どこにも行くところのない独り者なんだろう。
カップルイベントの中での独りのクリスマスを寂しがる人がいるけれど、家族イベントの中の独りのクリスマスって、もっと寂しいかもなと、カフェを出て寒空を行く老人を見ながら思った。
日本の英語教育に革命をもたらす為(?)「

そう思う。やっぱり子供の頃から家族でのイベントとして行って来てるから、1人っていうのは寂しいんじゃないのかしらねぇ。
トルコで今回クリスマスディナーをしたのですよ。王子の所はユダヤ系だからクリスマス関係ないし、トルコだからクリスマス関係ないんだけど、義父のイズミル音大の同僚にベルギー人とアメリカ人がいて、その人達と一緒に、じゃぁ折角だからって、七面鳥焼いてディナーしたんですよ。
ベルギー人の先生はすごい喜んでて、かれこれ5年位イズミル音大で教えてるらしいけど、1年目は1人でスーパーでケーキ買って食べてスゴく寂しかったって言ってた。
なるべくクリスマスはベルギーに帰るようにしてるけど、トルコは冬休みが12月末1月頭じゃないから、中々難しいんですって。
今年はこんな風に祝えて嬉しいって喜んでたよ。
トルコとクリスマスと言えば、私は、今回、五番街で、ロックフェラーのクリスマス・ツリーとケバブの煙という異文化の遭遇に、なんともいえぬ感慨を覚えたさ。