以前 T の胃酸で登場した、日系旅行会社で働く、T 君のお話。
先日食事をした際に、「円高の影響で、ニューヨーク観光とかどうなの?」と聞いてみたら、
「あ、円高不況の影響?それって、最近日本のテレビからも電話取材あったんだよね。去年と変わらないよ。」
との返事が返ってきた。むしろ、去年、日本の景気が良くなって久々に上向きになった年だったので、変わらないという事は、「円高効果」と「不況効果」が相殺された感じらしい。
ま、そんなことより面白かったのが、彼の「日本の不況」とマスコミの関係。
以前、不景気の影で、「『不景気』なんて数字と集団心理が作り出した幻」という話をしたのだけれど、彼も、「マスコミが煽り立てて、それに企業が便乗しているだけ」という見方をしている。
実際、電話取材を受けた時も、相手の調子がいかにも、
「不況の日本には悪いですけれど、ニューヨークでは円高の影響でウハウハですわ。」
という言葉を聞きたいのが見え見えだったらしい。
が、実際は変わらないので、「変わらないですよ。」と言ったら、今度は、「不景気」を強調したがったらしいが、相殺状態だから、「円高」で景気よくもなければ、「不景気」で景気が悪いわけでもない、「前年とさして変わらず。」なのである。
「彼らもさ、自分達が求めている『答え』の裏づけが欲しいだけだからさ。いや、実際は君達が思っている状態じゃないよ。となったら記事にならないわけさ。ちょっと残念そうな感じで取材は終わったけれどもね。」
と言っていた。
私の日本のニュース・ソースがMixiのせいだからかも知れないけれど、連日の解雇・内定取り消しニュースを見ていると、彼が言うとおり、「煽っているなぁ。」という感じが否めない。
不景気だからこそ、「今がチャンス!」と盛り上がっている部分があるはずで、その部分にもっと光を当てれば良いのにと、いつも思う。
悲観的な答えを裏づけしてくれる情報を探している暇があったら、希少価値のある、「頑張っている人」を見つければよいのに。
悲観からは、何にも生まれないよ。
桜の英語四方山話へようこそ
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