ゴールデン・グローブ賞で思う事

category:芝居・映画の事など
tag:映画感想 演劇論

このブログを書いているうちに、受賞が決まりました。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の受賞はダメでしたね。

それにしても、Slumdog Millionaire の勢い良く賞を掻っ攫いました。ちょっと気になる。帰国する前に見ていこうかな…。

で、ブラット・ピットは、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたのですけれど、それについて、今日は書きたかったのです。

なぜなら、「何で?」と思ったので。映画でブラピの演技がダメだったわけではなくて、この映画では、役者の演技で伝えている部分がとても小さくて、CG効果の力がとても大きいのです。時には、CGの力の為に、役者の演技がそぎ落とされている気配も感じられます。

その中で、ブラピへのノミネートって(?)と思ったわけです。

以前、演技のクラスの教授に「桜は、いつも頬のあたりが緊張しているから、ほぐすに意識して。」と言われた事があります。その教授からは、全身の力を抜く練習を教わったのですが、顔の筋肉なんて、そんな細かいところまで気付く教授に、驚嘆しました。

その教授は、美容整形反対派で、「顔の筋肉を自由自在に扱えなくさせるなんて、女優として生きていくのを辞めると宣言しているようなものよ。」と言い切っていました。

同じことを、オーシャンズ13エレン・バーキンもテレビで言っていて、自然な演技のできる人には理由があると知ったのです。


とにかく、その授業を受けて以来、映画では、所作・動きだけでなく、「顔の筋肉」にも目が行くようにりました。で、「上手い」役者、「自然」な演技の役者って、この筋肉使いが見事なのです。

例えば、ケイト・ブランシェットは、エリザベスで、少女期の緩やかな表情から、ヴァージン・クィーンとして生きる決意をした時の他者を寄せ付けない表情まで、徐々に徐々に筋肉が締まっていきます。

彼女は、コーヒー&シガレッツでは、一人二役を演じていますが、売れっ子スターの本人役と、売れないロック歌手のいとこ役と、見事に演じ分けています。それは、化粧や衣装の力だけではなく、「顔の筋肉の緩み方」が全然違うのです。

彼女の演技にはいつも感心している私ですが、今回の、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、デイジーの若い頃は少々物足りませんでした。恐らく、皺や肌のくすみを全部CGで取り除いたせいで、演技の深みもそぎ落とされてしまったのだと思うのです。

CG効果がもっと多いブラピに関して言えば、どこからどこまでが彼の力そのもので、どこからがCGの力か、線引きは全く不可能です。その中で、主演男優賞へのノミネート?と思ったわけです。

老人の姿をしながらも少年の目をしていたり、リバー・ランズ・スルー・イットを彷彿させる若くてきれいな彼と陰鬱な目には、関心しましたけれど、ノミネート程のものなのかな。。。というのが個人的な感想でした。

そうそう、脚本家のEric Roth氏は、フォレスト・ガンプ 一期一会の脚本家でもあるのですね。どうりで何となく似ているわけでした。




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2009年01月12日

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