ウルサイ日本・静かな日本

category:日本再発見
tag:比較文化

ニューヨークより引き上げてきてから10日程たった。8年ニューヨークにいたと言っても、2年に一度ぐらいは一時帰国していたので、それ程新鮮な驚きがあるわけではないのだが、改めて、「日本 ウルサイ」と感じる事あり。

まずは、エスカレーターなどにある、「お足元にお気をつけ下さい。云々」というアナウンス。繰り返し繰り返し流れるから、「黙れー!」と叫びたくなるくらいイライラする。

あと、商店街に流れるCMと有線音楽。音楽には人の好みもあるのだから、今流行っているからって、地声・音痴の音楽をかけ続けれられてもとても迷惑なのである。せめて、カラオケバージョンにしてもらいたい。

こういう、音って何の効果を狙っているのだろうか。

母に文句を言うと、「え?そんなの慣れちゃって無視しているから全然気にならない。」と言う。恐らく私も以前はそうだったのだと思う。

でも、「ウルサイから無視する。」なら何の効果なのだ?潜在意識に働きかける?こんなにイライラさせながら?


一番極めつけだったのが、先日母のパソコンを買いに行った電化商品量販店。何故だか不明だが、1分サイクルぐらいでずっと同じ音楽が流れ続けていた。

初めは、ウルサイなぁぐらいだったのだが、エンドレスな繰り返しにイライラし始め、しかも店員の説明が全く聞こえない大音量だったので、「ちょっと音楽切って下さい。」と危うく強気アメリカ人みたいな事を言いそうになった。

とっとと出て行きたいところだけれど、代物はパソコンだからやっぱり十分説明を聞きたい。しかも、母親用なので、彼女の分けわからなさも、長期化する原因となった。

さらに、さらに、店員はいまひとつ接客が上手くなく、知識はあるのだろうけれど説明下手。私が母用にもう少し噛み砕く必要もあったりで、バックミュージックのイライラ度は増すばかり。

お店を出る頃には、意味も無く不機嫌になっていて、もしあの音楽が潜在意識に働きかけるとしたら、お店にとって何かメリットがあるのか甚だ疑問。


「あー、日本てほんとウルサイ!」という結論に至ろうかというその夜、伯母を訪ねるのに電車にのって、事態は一変。

電車の中がとても静かなのである

電車の走る音自体もとても静かなのだが、コレはニューヨークの地下鉄が前時代的なだけだろう。ただ、車内もとっても静か。

ラッシュアワーが過ぎ、高校生集団というウルサイ世代がおらず、酔っ払い集団が現れるにはまだ早いという時間帯だったからとは思う。

が、とにかく静か

音がしないという以上に、空気の波動すら感じられないという静けさ。物事の所作が無意識の域に達すると動きがとても滑らかになる、その極みに達したような状態で、車内の空気が動かない。人は動いているのに動かない。

なんだか、無菌室の実験室に入っているような、そんな感覚にすら襲われながら、「電車、静かだね。」と言った。自分の声が車内に響き渡るような気がした。それが怖くて、その先が続けられなかった。


考えてみたら、ウルサイ、ウルサイと文句を言っていたのも、全て機械音。実は、人の話し声が「ウルサイ」と日本で感じた事がない。

機械にばかり話させて、人間様が話さなくなっちゃっても良いのだろうか。なんか、そんな事をちょっと考えた1日だった。




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2009年02月06日

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この記事へのコメント
Posted by お喋り笛吹き 02月11日
すごく分かる〜。
分かりすぎて、同じような内容の話を書いたよ↓


http://oshaberifuefuki.blogspot.com/2009/02/blog-post_10.html


あの音楽は何なんだろうねぇ?
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