孤独を支える風景の力

category:パリ
tag:パリ観光 パリ生活

以前、ニューヨークにやってきた義弟をひょんな事で傷付けたが、彼の機嫌はニューヨークの風景によって癒されたという話をしたが、そうした風景は、パリにも存在した。

エッフェル塔と夕焼け





彼氏とケンカをしそうになり(もう既に一回でかいのをしている)、ムシャクシャしながら、街を歩いていた時に出逢った風景である。ありきたりのエッフェル塔の風景だけれど、しばしそこで佇んだ。

留学や単身で海外にやってくると、初期の頃は孤独感に襲われることがとても多い。実質的に孤独だから避けがたい事なのだが、こういう時にふと出会う風景に、心を癒される事が往々にしてある。

けれども、実は、人が言うほどパリに憧憬も美も感じずにいたここ2週間。先週末は妹を訪ねベルギーにいたのだが、ブリュッセルや半日訪れたゲントの方が興味を引かれる風景が多かった。

理由は単純で、ブリュッセルの方が小さな街で、何となく手頃感があるからである。ニューヨークやパリに比べて小さい割には、様々な文化が交わっている事が、建物からも街行く人からも覗える。

これは、異邦人にとっては、とても大きな安堵感につながるのだ。1人なのは自分だけではない、皆がそれぞれ格闘しているという共通項に、励まされる。

ニューヨークの場合、街はデカイが、それぞれの地区に分かれていて、独特の面白さがある。それは、建物の違いのせいもあるけれど、人間模様の違いも大きいように思う。

以前、マンハッタンを縦に走るブロードウェイを歩いた事があるけれど、この道一本で、まったく違う顔を見せるのである。

人種も、経済も、言葉も違うものが、一本の道でつながっている。ニューヨークにはそんな面白さがある。


パリの街並みは、ある意味ニューヨークより「本物」であふれていて、美しい。けれど、いまひとつ街の色が薄い。ニューヨークだと、アッパーウェスト、ヴィレッジ、ミッドタウン、それぞれ、色々な顔を持つが、そういう面白さが薄い。

でもって、パリにはどこか、異邦人を受け付けない雰囲気がある。それは、私の状況とか言葉の問題が大きく作用しているのは確かだが、それでも、全て畏怖堂々としていて、優しさを感じないのである。

パリにも沢山移民はいるし、様々な人達がいるけれど、やっぱり圧倒的にフランス人が多い感じがする。まだ、フランス語の訛を聞き取れないから、見分けがつかないだけだと思うけれど。


なんて、ここまで書いてみて、これはパリの街そのものよりも、自分の心境がとても影響している事に気付いた。


考えてみたら、ニューヨークに行ったばかりの頃、英語は今のフランス語の状況よりできたけれど、それでも格闘に格闘を重ねたのだ。つらい思いを街のせいにしてはいけませんな。

あと1ヶ月のパリ滞在。出来る限り肯定的にとらえていこう。少なくとも、心を癒す風景の存在に気付き始めただけでも、良い事だ。

flower.jpgパリのマドレーヌ教会からコンコルド広場に向かう高級ブティックの並ぶ通りで見つけたお花屋さん。誰もが一瞬立ち止まるショウ・ウィンドウ。お花は人を幸せにする。






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2009年02月26日

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パリ 夜散歩
Excerpt: 孤独を支える風景に出会ってから、「パリの散歩も楽しい」と思い始めて以来、ここ最近ずっと、夜、パリの街を散歩している。 昼間は、彼の劇団の手伝いをしたりしているのもあるが、お天気の心理作用で話した..
Weblog: 桜の英語四方山話(時々ニューヨーク) | 2009-03-13
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