2つのルーブル美術館展@日本

category:日本再発見
tag:ルーブル美術館 美術館巡り

昨日電車で、2月28日から6月14日まで国立西洋美術館(東京・上野公園)でルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画開催されている事を知った。しかもサイトを調べようとしたら、もう一つ、ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたちという企画展も発見。2つも?

私がルーブル美術館を訪れた3月は思いっきりこの期間にあたるので、いくつか名作を見逃したというワケだ。まぁ、ルーブル美術館ともなれば、常時世界のどこかに作品を貸し出しているわけで、10個ぐらい展示会に貸し出したところで痛くもかゆくも無いのだろうが、それでも「日本に来ている」と知ると、ちょっと悔しい。

両企画展の料金は、大人当日1500円。ルーブル美術館の入場料が9ユーロ(18才未満無料)を考えると、相変わらず高いと思わせられるが、諸費用考えると致し方ないことなのかもしれない。

昔はこういう「本場より高いじゃん!」というのが許せなかったけれど、最近はこうした「企画展」が気に入り始めている。

なぜなら、こうした企画展は、美術作品の様々な楽しみ方を教えてくれるというところ。以前、ニューヨークの近代美術館で見たセザンヌ・ピサロ展は、2人の画家が描いた同じ題材を並べ、その作風と世界の違いを観る者達に伝えていた。

こうした、「考えもしなかった」見方、印象を与えてくれるのがこうした企画展の興味深いところと私は思う。


実際にルーブル美術館に行った事のある人はわかると思うけれど、とても大きくて絵もそこら中にかけられていて、一点一点、ゆっくり鑑賞するという風情ではない。

時代や地理関係の関連性を見るのにも、作品数が莫大なので、流れを追えるけれど、「お!」と気付くような面白みは中々ない。各部屋に日本語の解説はあるけれど(ちょっと読みにくい日本語)、そんなもの読んでいたら、それだけで1日たってしまう。

その点、ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画展示法はちょっと興味深い。

ルーブルでは、縦展示(地域ごとに部屋が別れ、時間を追った展示法)が採用されている。イタリア絵画・フランス絵画とフランドル・ドイツ・オランダの作品は全く別にそれぞれ展示されているというわけ。

けれども、それぞれに影響しあってきたヨーロッパの国々では、横のつながりが当然あった。

そうした、離れた場所の横のつながり、発展の違いを見ようという試みは、時代背景、技法の流れに加えて、それぞれの地域性の違いが鮮明に見えてきそう。17世紀の西洋社会を違ったイメージで捉えられそうで興味が引かれる。


一方、ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち。こちらも「子供」の描かれ方から時代背景を紐解く試みは面白そう。ただ、ウェブサイトの説明を読んでいると、いまひとつ断片的で、面白みに欠ける部分がある。

企画展なのだから、断片情報の展示ではなくて、縦糸を一本貫いて欲しいと思うのだが、その辺りどうなのだろう。


なんにしてもちょっと気になるルーブル企画展。行きたい気もするし、人ごみが嫌な気もする。ちょっと気になる存在である。


ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画
入場料当日 一般1500円 大学生1200円 高校生800円
開館時間  9:30〜5:30(金曜日 20:00)
閉館日   月曜日(5月4日除く)
ゴールデンウィーク・会期末は延長有り

ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち
入場料当日 一般1500円 大学生1200円 高校生800円
開館時間 10:00−18:00(金曜日 8時)
閉館日  火曜日(5月5日は開館)・5月7日(木)




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2009年04月16日

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