中心にあるガラスのピラミッドの中央入口は、いつも込んでいて、並んでいない時を見るほうが少ないくらい。
そんなワケで、今日はルーブル美術館の他の入り口を含め、美術館めぐりを成功させる3つのコツについてお話を。

カルーゼル・デュ・ルーブル入口の逆ピラミッド
ルーブル美術館には、ピラミッド入り口の他にも、地下ショッピングセンターからのカルーゼル・デュ・ルーブル入口、ポルト・デ・リオン入口があり、この2つは比較的空いている。
カルーゼル・デュ・ルーブル入口は、メトロ(地下鉄)1号線・7号線のパレ・ロワイヤル/ミュゼ・デュ・ルーヴル駅(Palais-Royal/Muse'e du Louvre)から直接行ける。
あと、リヴォリ通り99番地側の入り口もカルーゼル・デュ・ルーブル入口につながる。
もう一つ穴場は、ポルテ・デ・リオン入り口。ただし、ここは曜日によって閉まっていることがある。

たとえすんなり入れても、チケットを買う為に並ぶ事になる。私のように、水曜日と金曜日の夕方6時以降という場合、並ぶしかない。
でも、色々パリの美術館めぐりをするのなら、パリミュージアムパスを買っておくと良い。
パリ有数の美術館はもちろん、ヴェルサイユ宮殿にも使える優れものなので、効率良く回りたい人にはお勧めである。日本で購入も可能なのもうれしい。
ルーブル美術館は第一日曜日は無料。「タダなら見る!」という場合でもない限り、かなり混雑しているので逆にお勧めではない。
2つ目のコツは、軽く食事をしてから行く事。
私は二回目に美術館を訪れた時、何も食べずに行ったので途中でお腹が空いて大変だった。
幸い、ルーブル美術館は食事処がいっぱいある。
美術館の中のレストランは高いが、逆ピラミッドのあるカルーゼル・デュ・ルーブルには、ファースト・フードのフードコートがある。簡単にしかも安く食べられる、美術館らしくないサービスがあるのだ。
チケットは1日出入り自由だから、お腹が空いたらフードコートに行けば良い。
もっとも、私の場合、お札を全く入れずに行ってしまい、入場料の6ユーロさえ、20サンチームとか、50サンチームを組み合わせて入ったという低落。当然お金が無くて、ファーストフードすら食べられなかったのだ。
お腹が空くと、美術鑑賞はとっても難しい。一応鞄に飴が入っていたので空腹をしのいだが、それでも結構つらかった。こんなアホな失敗をしないように気をつけて下され。
それと、やはり美術作品の背景をそれなりに知っていた方が楽しい。
ルーブル美術館を訪れている人の中に、一日で鑑賞するルーヴル美術館や、ルーヴル美術館の楽しみ方といった本を持って歩いている人達がいた。
ルーブル美術館の各部屋には日本語の説明が一応あるから、本が無くても背景を知る事は出来る。けれども、日本語がどうも読みにくい。自動翻訳より少しマシ…と言った感じで、まだ英語の方が読みやすかった。
ルーブル美術館のホームページには、ちょっと堅苦しい日本語だけれど、簡単な時代・地理背景の説明がある。主要作品も紹介されているので、一度目を通して置くと良いと思う。
こうしたちょっとした知識で、一枚の絵が「好き・嫌い」以上に、色々な形で迫ってくるようになる。
美術作品って、古代から綿々と続く「創造」の営みの足跡だと私は思う。
そんな人間の歴史の欠片に触れる散策
色々な形の「歴史」が刻まれている巨大美術館。その散策を楽しむための、ちっちゃな3つの秘訣でした。
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