A good morning. とか、A happy birthday と言わないのと同じ理屈だけれど、A Happy New Year と使っていると、「なんで?A があるのとないので、何が違うの?」と思ってしまうから不思議である。
だいたい、"We wish you a Merry Christmas, We wish you a Merry Christmas, We wish you a Merry Christmas, And a Happy New Year."
という歌があるから、 "A Happy New Year" と挨拶するのが間違いとは気付かないで使ってしまうのだと思うけれど、よーく歌詞を見てみると、Merry Christmas にも、a が付いている。
何故か という今日はお話。
"We wish you a Merry Christmas"
に a が付いているのは、wish という動詞があって、「あるメリークリスマスをあなたに望みます」と言っているから。
Have a nice day. とか、Have a good dream. と、動詞 have を使った挨拶の時にも、a があるように、wish の時も、a があるわけ。
だから、"I wish you a happy new year."
と言うのは間違いではないし、
"Have a happy new year."
というのも間違いではない。
持ったり、願ったりする時は、ちゃんと a で year や day を括って枠を決める。挨拶する時は、枠で括った塊を投げずに、ぽわわーんとさせておく、という感じだろうか。却って混乱させるような我流感覚であるけれど、そんな風に私は理解している。
ついでに、もっと私的感覚で言うと、Have a good day. と違って、"Have a happy new year." 「良い一年を持ってね」 なんてちょっと持ちきれるかどうか。。。という気がしてしまうが、この "a happy new year." の指す一年は、「良いお年を」という時の「年」と一緒で、丸一年と言うよりは、年の初めぐらいの気持ちな気がする。
さらに余談であるけれど、その昔ビバリーヒルズ青春白書で、ブランドンと当時付き合っていた彼女がケンカして、彼女の方が怒りながら、"Have a nice day." と言って去ろうとしたら、ブランドンが "Have a nice life." 返した事があった。
中々辛らつな捨て台詞であるが、どっかで使ってみたい。
まぁ、なんにしても、既に"A Happy New Year" と年賀状を刷ってしまった方は、来年以降気をつけるということになってしまうけれど、年が明ける前に、一つ学習できたとポジティブに受け取っていただければ。
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