為替レートという、世界の経済を動かすものは個人でどうこうできる問題ではないけれど、各銀行や両替商は為替レートに上乗せした独自の「レート」を持っているし、「手数料」は結構違いがあるもの。
この違いを上手く活用すると、お得な両替ができるわけである。
ドルやユーロは日本国内で両替するのがお得である。アメリカや欧州現地よりもレートが良いのである。
要するに、日本で「ドルが欲しい、ユーロが欲しい」と言っている人の方が、アメリカや欧州で「日本円が欲しい」と言っている人より多いわけである。
その理屈で行くと、アジア各国の場合現地の方が「日本円欲しい」と言っている可能性の方が高いので、現地両替がお得ということになる。夜銀行が閉まっている時間に到着するという場合など、日本での両替は最小限に抑えておいた方が無難。
円両替ができない国に行ったことがないのでわからないが、北米、欧州・東アジア・東南アジアでは円の両替は殆ど問題なくできる。
稀に小さな町に行くと両替できるのは「ドル」のみなんてパターンもあるが、それは日本も一緒かな?
日本国内での両替は、お得度と「お得のために費やす時間」を計りにかけて自分に都合の良い方法で両替するのが一番だと思う。
各銀行のレート・手数料ともに大きな違いはあまりないので、数時間調べて数円お得という、得したんだか損したんだかわからん結果に陥るパターンが殆ど。
私は三菱東京UFJ銀行と郵便局のレートを見比べて両替したりする。郵便局の場合ネットでレートが見られないが、たいてい一番良い。
また、郵便局は為替を取り扱っているところのそうでないところがあるので、その辺はキチンと調べておいた方が良い。
穴なのが、金券ショップの大黒屋や、旅行会社のJTBでも両替できること。
大黒屋の場合、在庫切れという事が往々にしてあるようだし、JTBの場合日数がかかるというデメリットがあるが、レートは決して悪くない。
さらに穴なのが、FX(外国為替証拠金取引)の外貨両替のシステムを利用すること。
どの銀行も、1ドルのレートは、市場取引レート+3円ぐらいが相場なのに対し、FXのシステムだとたった0.2円なのだそうだ。
でもこれって、要するに元本保証なしの金融商品を買うための口座を開設するということである。
口座維持費のかからないところもあるだけど、旅行目的だけの両替にしちゃぁちょっと手間がかかりすぎるんでないかい?というのが率直な感想。
まぁ、FXやっている人には「おぉ、そういう手があったか」というようなものではないだろうか。
なんにしても、旅行先、旅の目的によっても外貨両替事情は異なってくる。
そんな中で、海外旅行の両替ガイドは、地域別、目的別にほど良くしっかりまとまっていて使いやすいので、ご覧あれ。
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