『ありがたみアップ?給与明細に「お褒めの声」』の記事によれば、全日空は、2004年10月から給与明細に「お客様の声」を取り上げているらしい。きっかけは、
<記事>
同じ年の夏の甲子園で優勝した駒大苫小牧のナインが、地元に帰るため全日空機を利用した時、機内で「ただ今、深紅の大優勝旗も皆様とともに津軽海峡を越え、北海道の空域に入ります」というアナウンスがあった。これを聞いた乗客の感激の声が、給与明細に掲載された第1号になった。(読売オンライン)
なんて気の利いたアナウンス!
自分がたまたま乗った飛行機に甲子園のナインがいたらぜひ直接「おめでとう」と言いたいし、何より、なんて事はない飛行機の旅が、何か特別なものになる。
こんな素敵な事ができる人もいるのだなぁと、ちょっと感動である。
このお客様の声を取り上げる事に、中には
「マニュアル外のサービスを奨励するのか」
という反対の声もあったらしいけれど、同社ではクレーム数が減るという効果まで現れているらしい。
そういう企業の利益よりもさらに良いのは、
「従業員の働きぶりを家族に知らせることで、家庭の円満にも一役買っているようだ。」
デフレだ、給料カットだ、なんだと、自分の価値がどんどん下がっていくような気持ちになる中、こんな取り組みが一人一人「なんのために仕事をしているか」を思い起こさせてくれるように思う。
最近、自分のやりたい事とやっている事の違いとか、人の目とか自分の目とか、いろんな事が気になってばかりいたけれど、「何のために」というところをもう一度見直して、元気を出そうと思った記事だった。
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